性別適合手術-SRS

性別適合手術(SRS)、性転換手術は何歳から?

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Sex Reassignment Surgery=SRS

性別適合手術、いわゆる性転換手術には、年齢の制限があることをご存じでしょうか?
今回は、年齢について解説していきます。

性転換手術(性別適合手術)は、何歳から可能?

2022年4月1日に、民法の改正で18歳から成人となりました。
なので、戸籍の性別変更も18歳から可能になるのですが……ここには少し高めの壁があります。

ホルモン療法を16歳から、またはそれ以前から始める当事者が昨今は多くなってきました。
それだけ性別違和についての理解が、世間にも医療の現場にも広がってきたのかと思います。
保険診療と非保険診療(自由診療)の混合問題があり、性別適合手術(SRS)を保険3割治療で受けられる当事者はかなり限られてしまっています。おそらく、国内での保険治療SRSは18歳から可能なのかと思います。この辺り、詳しくは調べられていないので、見識のある方からのアドバイスをいただけると幸いです。
多くの方が、まずはホルモン療法を行い、それからSRSへと進みます。アクアビューティでも、最低1年間の継続したホルモン療法を行った上でのSRSをお願いしています。理由は、
性別適合手術にホルモン療法は必要なの?
をご覧ください。

さて。
アクアビューティがアテンドしていますタイの3病院、

ヤンヒー国際病院
ガモン病院
ミラダ病院

にも、SRSには年齢制限が設けられています。

ヤンヒー病院:18歳から(*1)
ガモン病院:20歳から
ミラダ病院:18歳から(*2)

ということで、ガモンが20歳からですが、ヤンヒーとミラダは18歳からです。

*1:ヤンヒー病院で20歳未満の方が性別適合手術(性転換手術)を受ける場合は、親御様1名以上の同伴が必要です。

*2:ミラダ病院で20歳未満の方が性転換手術(性転換手術)を受ける場合は、親御様からの同意書(英文)が必要です。

タイは20歳からが成人なので、20歳未満は手術を受けられないか、受けるために親権者からの同意や親権者の同伴が必要となっています。

性別適合手術(SRS)、性転換手術は何歳まで?

SRSを受ける年齢ですが、MtFとFtMでやや差があります。

FtMは、18歳~20代でSRS(内摘と乳房切除)を行う方がかなり多くいます。30代や40代もいますが、50代や60代という方はそれほど多くありません。

一方でMtFは、18歳~20代前半までに受けられる方と、40代後半~60代前半で受けられる方が多く、30代~40代半ばで受けられる方が減少します。理由については、別のコラムで解説します。

病院も、手術年齢の上限を設定しています。

ヤンヒー病院:59歳まで
ガモン病院:59歳まで(60歳以上は健康であることが最低条件)
ミラダ病院:59歳まで(60歳以上は健康であることが最低条件)

ということで、いちおう各病院が59歳までというラインを設けています。
しかし、ガモン病院とミラダ病院は、健康であれば60歳以上もSRSを受け入れてくれますので、熟年での性転換手術を考えられている方は、成人病や体調の管理など、より一層しっかりと行ってください。

年齢によって回復する時間も長く掛かってしまうため、MtFもFtMも1年でも1日でも早く手術を受けられるのれであれば受けていただきたいです。
また60歳も半ば近くなりますと、造膣無しの手術で受けることをアクアビューティとしてはお薦めしています。

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