トランスジェンダー

自発的な性差別に陥るトランスジェンダー

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姓差別

性別に囚われない、適材適所の社会。
それが今の世の、スタンダートになりつつあります。
性役割と性差別、この2つには、切っても切り離せない関係があるようです。
今回は、それを考えてみます。

はじめにお断り

このコラムは、筆者の個人的な意見や思想を含むものとなっております。
これが是ではなく、多方面の考え方がありますので、これを機会に一緒に考えてみてください。

性役割とは

性役割とは、いわゆる「男性らしさ」「女性らしさ」の部分から、一般的な性差による得手不得手に対しての役割分担をしたことで生まれたものです。
時代や慣習によって、性役割も変化をしています。

一昔前までの日本では、
男性は強く逞しく弱音を吐かず、根性で這い上がれ。
女性は家事や育児にいそしみ男性を立て、可愛らしく愛嬌よくあれ。
などの、「らしさ」を性別に求める慣習がありました。
これは日本が長年の封建社会にあったため、性役割が強く浸透していました。

これとは別に、身体の機能の性差による性役割もあります。
男性と女性を比べると、一般的には男性のほうが筋力や体力があります。
なので女性よりも男性の方が、力仕事を請け負うことが多くあります。
同様に女性のほうが器用なことも多く、物事をいくつも同時に行うスキル(マルチタスク)が求められる作業を請け負うことが多くあります。

思考の性差もあり、男性は1つの事を深く掘り下げることに長け、女性は多くの事を柔軟に取り入れることに長けているのも、よく見られる光景です。

慣習による性役割と、能力による性役割という、2つが存在しています。

もちろん、女性でも男性顔負けの体力がある人もいますし、男性でも女性顔負けのマルチタスクができる人もいます。
このあたりは、個性として今の時代は認められつつありますし、もっともっとそうなるべきだと思っています。

性差別とは

これら、慣習や能力の性役割を曲解してしまうことで起こり得ます。

女性は結婚をしたら仕事を辞め専業主婦になり夫の半歩後ろを歩き、立派な跡取りを産むこと。
男性は妻と子を養うために身を粉にして働き、泣き言を言わず歯を食いしばって生きること。

これは、明らかな性差別です。
ですが、昭和時代はこれが半ば当たり前のような風潮でした。
子供を産めない女性のことを「石女(うまずめ)」と言ったり、消極的な男性のことを「女が腐ったような奴」と言ったりした、今では本当に考えられない差別が横行していた時代でした。しかも当時は、これらに対して性差別だという認識を持っていた人も多くはなかったと思います。

私も小学3年から6年まで、男性らしくないということで少年野球を無理矢理やらされていましたし、中学時代には男性らしさを前面に押し出した体育の授業に、辛い気持ちで参加していました。
体罰とかも平気で行われていた時代ですから、「らしさ」教育も子供には必須という時代だったのでしょう。

今でも例えば来客時にお茶くみをするのは女性の仕事とか、コピーを取るのも女性の仕事とか、補助的な雑用を生産性がない価値の低い仕事とみなして女性に押し付けているところが存在しています。
能力や経験ではなく、性別による給与形態が取られていることもあるでしょう。

これら性差別は、今でも問題になることがあります。

自発的な性差別に陥るトランスジェンダー

そのような古い価値観を持ってしまったトランスジェンダー、特に40代以降のMtFに見られることとして、自分から性役割を演じるために自分で自分に対して性差別を行ってしまう行為があります。
いわゆる「イイオンナ」であることをアピールしようと、甲斐甲斐しく大皿料理を全部きちんととりわけ、お酌をしてまわり、セクハラまがいの手が伸びてきても「女性として扱われている!嬉しい!」と思ってしまって、顔を赤らめてしまうなど、何度も何度も目の当たりにしています。

FtMでも、同様なことがあります。
男性らしさを粗暴や威張ることで表現してしまい、大股を開いて座っていたり、座りながら下から睨み付けるように前を行く人を見つめたり、店員さんなどにぶっきらぼうや汚い言葉遣いをしてみたり、女性を支配しようとしているかのような言動をしていたり。

これは逆に考えると、性差別を差別と感じていないとも言えます。
単純に、自分自身で守らなければいけない『自分』を、ただ下げているだけの行為です。

このような、自分を陥れるような言動だけは、絶対に気を付けなければなりません。

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