性別適合手術 / FtM / MtF

性別適合手術 / FtM / MtF

 性別適合手術を受けていただくには必ず下記の要件をクリアしていただく必要がございます。 
  1. 少なくとも1年以上新しい性で生活の実績がある
    この条件については仕事等の都合で、新しい性での生活が困難な場合は、少なくとも現地でカウンセリング時には新しい性の容姿で受けていただく事が条件になります。
    特に女装経験が少ない方のための、女装やメイク等のアドバイスをアクアビューティの外部協力スタッフが行ないます。
  2. 2年以上現在の性に違和感を持っている
    少なくとも2年以上性に違和感を持っているのはもちろんですが、一般的にGIDの場合は物心がついてから、あるいは思春期前後から違和感を感じている率が高いようです。
    当然違和感が無ければ手術を受ける必要もございません。
  3. 少なくとも1年以上のホルモン療法を受けている
    新しい性を手に入れるため、少なくとも継続して1年以上ホルモン療法を継続する必要があります。
    病院でご相談の上、正しくホルモン治療を受けてください。
    ホルモン治療を受けずに手術を行なうといわゆるノーホルモン状態になり、体の変調や重大な精神的な苦痛が生じる場合があります。
    また、病院で手術を拒否されます。乳腺摘出の場合も半年以上のホルモン歴は要求されます。
  4. 精神科医かセラピストの推薦が必要
    手術を行なうタイの各病院の医師に対し、国内の精神神経科の医師による英文の推薦状が必ず必要です。
    掛り付けの精神科でご相談の上推薦状のご相談をしてください。
    詳しくはアクアビューティまで直接お問い合わせください。
  5. 現在の生殖器に違和感を持っている
    当然現在の性に対する違和感を持たれているので手術を受けられるのであって、違和感が無いのに手術を受けられる方はいないと思います。
  6. 精神科の病気では無い
    いわゆる精神疾患による変身願望や女装が趣味での手術は行なえません。
    GIDであっても他の重大な精神病がある場合は受けていただけません。
    GIDに起因する精神病の場合は性別適合手術を受けると回復する場合も多々ございます。
  7. HIV陰性である
    プーケット・インターナショナル病院以外ではHIV陽性の場合は設備等の関係で手術をうけていただけません。
    プーケット・インターナショナル病院では過去多数のHIV陽性の方の受け入れを行なって良い結果が得られています。
    HIV検査はお近くの保健所で無料で受ける事ができます。
    ご自身とパートナーのために定期的に受ける事をお薦め致します。

上記基本条件がクリアされている場合には、問題なく手術を受けて頂けます。
下図のひな型は、手術お申し込み後に必要な方にはお渡し致します。

推薦状雛形

MtF手術の場合

手術方法が大きく分けて2通りあります。
通常は反転法を行ないますが、どうしても皮膚が不足する場合はS字結腸を使用した手術方法になります。
この判定を行なうため、手術のお申し込み時には陰茎部分と陰嚢部分の鮮明なお写真を頂き、現地の医師による写真判定が必要です。
S字結腸法で申し込まれても、現地で診断の結果、反転法で行なえた例は多数ございます。
その場合は手術料金の差額は全額ご返金致します。

FtM手術で乳腺摘出手術は

通常は傷が目立たない乳輪からのアプローチになりますが、乳房が大きな場合(Cカップ以上)逆T字形状に切開しなければ摘出できない場合もございます。
Cカップ以上の方は、現地での変更を避けるため、乳房部分の鮮明なお写真が必要です。

海外渡航なので

当然パスポートが必要です。
取得されていない方はお近くのパスポートセンターで取得してください。平均1週間程度で発行されます。
お申し込みの際にはアクアビューティまで、お顔の掲載されているページのコピーをファックスでご送信ください。
飛行機の予約時には絶対にパスポートに記載している英文のお名前のスペルをお知らせください。
1字でも間違っていると飛行機には搭乗できません。
あと、現地でお迎えに上がるスタッフがお客様を間違えないよう、お客様のスナップ程度の顔写真をメール添付でアクアビューティまでご送信ください。

上記各項目が整っている場合はお申し込みから最短約1ヶ月程度で手術を受けていただけます。
条件が整わない場合はお気軽にアクアビューティまでご相談ください。
適切なアドバイスをいたします。

安易な気持ちで手術を受けてはダメ!

性別適合手術(MtF)は外科的に男性器を切除し女性器を形成する手術で子供を作る事が不可能になる手術です。
FtM手術も子宮を切除し子供を生む事が絶対に不可能な体になる手術です!
一般の手術はやり直し可能なものが大半ですが、これらは元に戻る事が絶対に不可能な手術です。
手術後の生活の変化も含め十二分に、ご家族や友人、知人等とも話し合われ、ご決断ください。
決断されたお客様については、各種書類取得のお手伝いから、ご出国、手術、入院、宿泊、ご出国、帰国後のアフターケアまでアクアビューティではお客さまの立場で迅速かつ安全確実に行ないます
ご信頼の上ご安心してお任せください。

手術前の注意事

  • 手術を受けられる方は必ずアクアビューティまでアレルギー、既往症、使用薬品類、サプリメント、飲酒、喫煙等の情報をお知らせください。
  • 手術時の血栓症等のトラブルを少なくするため、また術後の経過をよくするために手術を受ける1ヶ月前には、ホルモン剤やサプリメント、ビタミン剤なども含めてあらゆる薬物の服用また飲酒や喫煙も絶対に中止してください。
  • 特に血管や神経を接続する微妙なマイクロサージェリ手術で、特に喫煙の影響で血管が細くなり手術が不能な場合や、血流不足による組織の壊死等の深刻な症状が出る場合があります。
    万が一それによる影響でトラブルが起きても病院やアクアビューティでは責任を負えない場合がございます。
    どうぞご注意ください。
  • どうしても必要な薬品がある場合はお知らせください。
    担当医師と相談の上対策をご連絡いたします。
  • 手術の8時間前までには飲食は止めてください。
    翌朝からの手術の場合は深夜12時頃から、到着日に手術の場合は機内食から止めてください。
    多少の水分は大丈夫です。
  • 手術前にはアテンダーを介し医師のカウンセリングの後各種検査、そして手術に入ります。
    手術の内容により局部麻酔と全身麻酔があります。
  • 性別適合手術の場合は腸内の不要物を排出する腸内洗浄があり、その後全身麻酔による手術に入ります。

嘘や甘い言葉には要注意!!

 「すぐに回復します」「傷跡は残りません」「痛みはありません」という宣伝文句を日本の美容外科の宣伝でよく見かけますが、あれは嘘です! 

普通の怪我の回復と同じ位時間はかかりますし、痛みや腫れも残ります。
これは日本の病院でもでもヤンヒー病院の手術でも同じです。
適切な手術と適切なケアで多少は早く回復する位だと思っていて間違いはありません。

 また豊胸手術等で「日帰り手術が可能」といううたい文句もよく使われますが、国内のチェーン系の美容外科のほとんどは入院設備が無いのです。
重い手術で手術後にドレーン等で不要な廃液や血液を出来るだけ排出しなければ、手術後の仕上がりや回復に大きな差が出ます。 

宣伝文句だけを鵜呑みにされず、実際の病院の中身やどの医師が手術行なうか迄を十分お調べの上、受けてください。
手術を受けられ帰国後すぐにお仕事の復帰される場合、特に外見が必要な職種の方は余裕を持ってスケジュールを立ててください。
もちろん他人から見れば違和感は無い場合が大半ですが、ご自身が新しい外見に馴染むまで時間が必要なケースは多々ございます。

手術後の回復状況

多数のお客さまを見ていますと一定の回復状態があります。

  1. 手術直後の麻酔が切れた頃は麻酔の影響で吐き気を催したり、また一番腫れや痛みが強く(ちょっと大げさですが)絶望的な気分になります。
    性別適合手術を受けるためにホルモン等の薬物を中止すると精神的に不安定な状態になりがちな方は、事前に不安な問題を解決して受けられる事をお勧め致します。
  2. 翌日からは少しましになり、手術内容によりますが退院後は十分動ける様になります。
    この時期には出来るだけ軽く動かれた方が体が活性化して回復は早いそうです。(病気では無く外傷の様なものです。)
  3. 滞在中医師の指定日に再検査や手術後のケアが入ります。
    それから帰国される頃(1~2週間)までにはかなり回復します。
    帰国時には(お顔等の外見の手術の場合)ご自身では目立つかなと思われますが他人から見ると少し目立つ位です。
  4. 帰国後からは意外にゆるやかな回復期になり、一時的には回復しないのではと思われる時期もある様ですが、決してそうでなく、回復がゆるやかなだけです。
    個人差や手術内容にもよりますが、最終的には3ヶ月はかかると思ってください。
    手術内容によってはそれ以上かかる場合もあります。
    性別適合手術や骨削り、フェイスリフト等の手術内容によっては半年あるいは1年程度腫れや神経が無感覚症状が続く場合もあります。
    これらは国内で受けられても海外で受けられても同じだけの期間はかかります。
  • 特に傷跡の細菌による感染は傷跡を残す可能性がありますので、医師の指示に従って確実なケアをしてください。
    帰国後のケアに付いてご不明な場合はご遠慮なくアクアビューティまでお問い合せください。
    執刀医と緊密な連絡を取り適切なアドバイスをいたします。
    その帰国後のケアが心配でためらわれている方も多いと思いますが、もし起こってもほとんどは通常の炎症か化膿です。
    それらは一般の外科病院で充分治療を受ける事が出来ます。
    ご不明の場合帰国後アクアビューティが詳しくご説明申し上げます。
それ以上の問題が起こった場合はアクアビューティプランの保証がございます。無料で渡航していただき、速やかに処置や再手術を受けていただく事ができます。

アクアビューティとは

アクアビューティは、海外での性別適合手術(性転換手術)や美容整形手術を主にタイへアテンドを行っています
その他にも、国内とタイの医療機関と連携をした不妊治療サポートも行っております。

性別適合手術(性転換手術)の海外アテンド

性別の違和感やギャップに苦しんでいる性同一性障害(GID=Gender Identity Disorder)、性別違和(GD=Gender Dysphoria)の当事者が必要としている性別適合手術(SRS=Sex Reassignment Surgery)ですが、残念ながら日本国内ではまだ高いハードルの先にあります。
そこでアクアビューティは、タイの正式エージェント契約を結んでいるヤンヒー病院、ガモン病院、ミラダ病院にお客様をご紹介し、タイSRSに必要な病院やホテルの予約、渡航に必要な手続き、現地滞在時の通訳や移動手段の確保など、様々な準備を行っています

アクアビューティの実績

タイの病院へのアテンドを開始してから3000を超える多くのお客様を、ヤンヒー病院、ガモン病院、ミラダ病院、プーケット国際病院(現在はアテンド休止)にご案内しております。
アクアビューティはタイをメインとする性別適合手術と美容整形手術の、日本におけるパイオニアとしての長年の経験と実績で、各病院と非常に強い信頼関係を築いております

タイの手術レベル

タイは世界の中でも韓国と美容整形の分野で、世界のトップを競っている美容整形手術大国です。
また、SRSにおいては世界最高峰の執刀を誇っています。
そのため、タイの性別適合手術や美容整形手術の技術は年々向上しています。特に性別適合手術は脳外科や心臓外科と並ぶ花形ポジションというお国柄なので、多くの先生が技術を磨いています。

アクアビューティが病院数を絞っている理由

タイは発展途上国ですが、バンコクに行くときに到着するスワンナプーム国際空港は、ガラスをふんだんに使った綺麗で大きな空港です。
発展途上国という言葉の先入観から低く感じてしまっている方もいらっしゃるかと思います。しかし、実際は超高層ビルが雨後の筍のように建設されていますし、地下鉄の交通網も充実していて、バンコクの中心部は先進国さながらです。
世界から観光客や手術希望者が多く訪れる国なので、特に美容に関係する病院が数多く存在しています。そのこともあり、病院や医師によって、設備や技術に大きな差があることも事実です。
そこでアクアビューティは、病院の質、医師の技術、患者への対応、術後のケア、患部の経過、アクセスの良さなどを長年の経験と実績から判断し、全ての項目においてトップレベルの病院にのみアテンドを行っています
価格を優先してしまいそれほど名が無い病院や医師を選んだばかりに、入院生活が辛いものになったり、術後の回復が悪かったり、清潔感が低かったり、腫れや傷が回復したときの見た目が崩れていたりなど、トラブルの報告を多く見聞きします。
アクアビューティは、お客様の美と幸せを一番に考えています。そのために、病院数を絞っています。