性別適合手術-SRS

【SRS比較(1)】ガモン病院とヤンヒー病院・FtMさん編

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Sex Reassignment Surgery=SRS

アクアビューティが正式エージェントとなっているタイ・バンコクの病院は、

ヤンヒー国際病院
ガモン病院
ミラダ病院

です。
どの病院も、性別適合手術(SRS)と美容整形手術が盛んに行われており、素晴らしい技術と出来映えで世界的に有名です。

そこでSRSの面から見た、病院の比較を行ってみようと思います。
病院選びの参考になさってみてください。

*さらに詳しく知りたい方は、ご質問・ご相談等、お問い合わせフォームからご連絡ください。

FtMさんのSRS

FtMさんのSRSには、いくつかの段階が必要となります。

(1)戸籍性別の変更が可能になる性別適合手術

戸籍の変更を考えているFtMさんは、

・乳腺(乳房)切除:女性の身体的特徴のバストを小さくする
・内摘:女性としての生殖機能を喪失する

という2点を受ける方がほとんどです。

乳腺切除とは、文字通り乳腺と胸の脂肪細胞を摘出する手術で、胸が小さくなり、男性のような胸板に近づけるための手術です。
主に、U字切開法、I字切開法、逆T字切開法があり、胸の大きさによって左から順に術式が変わります。

内摘とは、女性としての生殖機能を喪失する手術のことで、具体的に子宮と卵巣の摘出を行います。
これによって、性同一性障害者特別法(性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律)の《生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。》を満たすことができます

(2)乳輪や乳頭の縮小手術

乳房を小さくしても、術後回復や組織が不安定にならないために、乳輪や乳頭の縮小手術は、基本的に術後半年経ってから行われることが一般的です。

(3)膣閉鎖と尿道位置の変更

内摘だけでは膣は開いたままなので、それを閉じたい場合は内摘から半年以上経過してから、膣を閉じて、尿道口を高い位置(陰核の下あたり)に移動させる手術を受けることが可能です。

(4)陰茎形成の準備

陰茎内に通る尿道を主に利き腕と反対の前腕に造り、安定させる手術です。
こちらは、(3)と同時に行う方が大体数です

(5)造陰茎術

(4)から半年以上経過すると、その部分を丁寧に身体から切り離し、臀部などの皮膚や肉と結合させて陰茎が造られます。

性感も得られることが多いですが、亀頭よりも陰茎の付け根部分のほうが感度が良いという人もいます。個人差がありますし、慣れていくことで性感は開発されていきますので、このあたりは大きく期待せずに長期的に考えてみる必要があるのかもしれません。

FtM-SRSが行われている病院

ヤンヒー国際病院
ガモン病院

の2院です。
それぞれに手術の特徴がありますので、簡単に解説していきます。

ヤンヒー病院

FtM-SRSでは世界的に有名な、スキット先生が率いるチームで行われます。
手術はStage1~4で構成されていて、
戸籍性別の変更が可能になるのは、Stage1-1&1-2(Stage1)の乳房切除と内摘です。

Stage2からは造陰茎のステップに入り、ここからはスキット先生がメインの執刀医となって陰茎形成の大部分を担当されます。その中でも特にStep3の増陰茎術で行われる顕微鏡下でのmicro surgeryでは、血管や神経を細かく繋いていく繊細な指先が必要とされています。
造られる陰茎は、シス男性と同じ大きさです。亀頭もきちんと造られます。ただ、臀部などの比較的肌の色が薄めの部分から作られるので、やや白っぽい色合いになります。
ただ、アクアビューティではご希望があればとても腕が良い彫り師から、よりリアルな色合いや筋を入れてもらえる有料オプションもご用意しています。

Stage2以降も考えられている方(造陰茎をせずとも膣を閉じたいと考えられている方も含む)は、Stage1-2の内摘では腹部の切開術を選択してください。膣閉鎖のときに開腹手術が必要になるので、Stage1で腹腔鏡手術や経膣手術で開腹をしていないと、追加料金が必要になります

ガモン病院

FtM-SRSでは、とにかく手先が器用でオールラウンドでこなされるガモン先生を中心としたチームで行われます。
手術は3段階で構成されていて、最初の段階は戸籍性別の変更が可能となる乳房切除と内摘です。

その先からは、陰性を造っていく手術になるのですが、大きさは小さめのミニペニスとなります。親指サイズくらいですが、きちんと立って排尿も可能です。
全てを一気に手術することも可能ではありますが、45日以上の滞在となることや、身体への負担を考えると、まずは最初の段階で終わらせておき、それから半年後以降に造陰茎の手術を受けられた方が良いと思います。

ヤンヒー病院と同様に、膣閉鎖をするときは開腹手術が必要になりますから、内摘を腹腔鏡などで行った場合は追加料金が必要になります

どちらを選択する?

乳房切除と内摘でしたら、ガモン病院でもヤンヒー病院でも大差はありません。
ガモン病院は美容整形に特化したガモン先生の個人院で、ヤンヒー病院は様々な診療科がある総合病院です。

余程のことが無い限り他の診療科のお世話になることはないでしょうが、例えば術中術後に大量出血など何らかの大きなトラブルが発生したり、全身麻酔での命に関わるトラブルが発生したりした場合などは、ヤンヒー病院の方が対応が早い可能性が高いでしょう。
しかし、このような事態になることは極めて希ですから、それほど考えなくても良いかと思います。

ただし、造陰茎まで考えられている場合は、きちんと病院を選んでください。
基本的に最初の手術を行った病院で最後まで受けることになります
から、ミニペニスでも良いので手っ取り早く陰茎が欲しいという方は、ガモン病院を。きちんとした大きさのペニスが欲しいという方は、ヤンヒー病院を選択してください。
造陰茎術を違う病院で行いたいとなった場合は、10~30万円程度(状態によって変化)の追加料金が必要となりますので、気を付けてください。

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