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国内でもかつてない美容整形ブームで、多数の美容外科クリニックが乱立しています。
美容外科は医師免許さえあれば、内科の経験しかない医師でも行えるのが特徴です。経験が少ない医師でもリスクが低く、リピート患者が多く、利益が出るプチ整形が大いに盛り上がっています。プチ整形は、注射だけで効果が得られると宣伝されていますが、繰り返し受けなければ施術前の状態に戻ってしまいます。そのため、結果的に高額な支払いが継続されることになります。
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日本人にはあまり知られていませんが、テレビで積極的に宣伝されている美容外科のほとんどはクリニックです。クリニックは診療所であり、大規模な手術は行わず、入院も受け付けません。
たとえ「大規模な手術も行えます」と言われたとしても、「日帰り手術が可能です」と言われるでしょう。手術後の大きな腫れや痛みで荷物を持てずに帰宅するか、近くのホテルに宿泊して翌日のケアのために再び訪れることは非常に苦痛です。
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たとえばエラ削り手術だけでも、本来は切開部からの不要な体液や血液を排出しながら1泊2日の入院が最善です。病院は入院を伴う大規模な手術が可能な施設です。
テレビでの宣伝のうまさと、実際の手術の技術は全く異なります。一般人がどのクリニックや医師が優れているかを判断するのはほぼ不可能です。国内ではエラ骨や顎骨、眉骨、頬骨の縮小、Vライン形成などの骨削り輪郭形成手術、脂肪吸引、フェイスリフトなどの大規模な手術に豊富な経験を持つ医師自体が少なく、病院や医師の選択が非常に重要です。
一方で、二重瞼や鼻のインプラント、皮膚美容などの軽度な手術は国内で受ける方が良いと考えられます。